NICARAGUA通信


今、必要なこと

今日はカウンターパート(隊員とペアを組んで働く現地の同僚)の副校長先生と一緒に、学校の研究体制について話し合った。

ニカラグアには日本の学校のように研究授業とか、研究会というものがない。
お互いに授業を見合ったり、意見交換をしたりして、自分の指導技術向上に生かす機会は皆無と言ってもよい。教育省の主催で時々研修は開かれるものの、その研修に出て何か一つでも自分の指導に活かせるものを持ち帰れることができればよいが、そういった内容の研修会ではない。
とは言え、研究授業を組もうにもそれはこの国の国民性には合わないように思う。
それは、互いの指導に意見を出し合って、高め合っていこうと言う考え方がないから。

そこで考えた。
指導できる立場の人を育成しようと。
幸い私のカウンターパートはやる気も知識も向上心も持ち合わせている。これはとても幸運なことだ。先生たちの指導力を向上させるには、何かしらの研究体制が必要であること、日本ではどのようにしているか、それをこの国で実施するにあたって考えられる問題点など…、私が伝えたいことをしっかりと理解してくれた。何度も言うが、これは本当に幸運なことだ。
(カウンターパートと意見が合わないこともある)
授業を見られる、というのはただその時間に見られるだけではない。日本で働く教員なら誰でもわかることだが、ココではそうではない。
授業を公開することの意義をカウンターパートは理解してくれたが、現場の先生はそうはいかない・・・と思う。しかしそれは当然だ。これまでそういった考え方がなかったのだから。
だからこそ、始めるのだ。
継続すればするほど先生方にも授業を公開することの意義が伝わると思うし、同時に大きな負担に感じるようになるかもしれない。

しかし、ニカラグアの先生たちにも、子どもたちの「勉強が楽しい!」「もっと学びたい!」と言う声を聞いてほしい。お互いに有意義な時間を味わってほしい。それは、そんなに頻繁にあることではないが、教育に携わるものにとって自分の技量を高めるために努力をするのは大切なことだと思う。

ということで、まずはきちんと意見を言える立場の人が必要だと考えたのだ。
それが、まずは一番取り入れやすい方法でもあるのではないかと。
それにその人たちが変われば、私が帰国したあとも継続していけるのではないかと。
先の長い話ではあるが、当面の(いや、活動期間すべての?)目標としてがんばっていこうと思う。
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by chiyoism10 | 2007-10-11 05:39

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JICA青年海外協力隊平成19年度1次隊でニカラグアに派遣・活動中です。隊員活動や任地の様子についてつづっています。
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