ニカラグアに限らず、途上国の
『ごみのポイ捨て』は大きな問題のひとつであるはず。
環境教育隊員のみならず、多くの隊員が『ごみはゴミ箱に』と呼びかけているけれど、根本的な考え方として『なぜごみをゴミ箱に捨てなければならないんだ』ということの理解から始めなければならない。
通りでイベントがあれば、必ず大量のごみが残る。
授業が終われば、必ず教室にお菓子のごみが落ちている。
大型バスの窓から、外に向かってごみを捨てる。
こういった光景にはやはり慣れることはできない。
それに、慣れたくないと思う。
とは言え、子ども達は掃除をするのが好きだ。
まぁ授業時間を使って掃除をするので、勉強するよりはましだと思っている可能性も大きいが。
でも一生懸命ごみを集める子ども達を見ていると、
「平気でごみを捨てるのに、一生懸命ごみを拾っている・・・」
と、いつも不思議な気持ちになる。
因果関係がわかっていないのか、
お菓子の袋を破るときにはごみのことを思い出さないのかはわからない。
でも、根気強く続けていくしかないのだろう。
『先を見通した行動』の難しさは、生活のいたるところで感じられる。