NICARAGUA通信


私にとっても学びの場

研修会での出来事。
約20人の先生を対象に、異分母の2つの分数の比較についての研修を行っていた。
「3分の2」と「5分の3」をどのように比べるのか?
まず、問題文が必要。
・・・いいねぇ、必要性。そして具体的な場面設定。
円グラフなどの図を使えば、子どもも簡単に比較できる!
・・・いいねぇ、子ども目線。
数字だけ比べられないのはどうしてか。
・・・いいぞ、子どもに通分の必要性に気づかせる場面だ!

そこで一人の先生が登場。
「お互いの分母と分子を掛け合わせて、比較すればいいのよ。公式があるじゃない!」
私は恐る恐る尋ねる。
「公式といっても、その公式は何を意味するのか、どういう仕組みで二つの分数を比べられるのか、子どもがわからないといったら。どう応えたらいいでしょう?」
私は、教師は子どもが納得できる方法で問題解決に導かなければならない。公式を暗記するのは算数の学習ではないと、いつも言ってきた。
伝えたかったのは、
子どもが本当の意味で学べるように、教師は授業を工夫すべきだということ。

ところがこの先生にとっては、自分の指導方法を否定されたという風に伝わってしまった。
図はよくて、公式はだめだと。
しかも、公式の仕組みを説明できないことを指摘されたと。

研修会では、「今日はお互いが指導方法を学びあう機会です」と言っているけれど、
私は自分のやり方を押し付けてはいなかったか、
ニカの先生達の気持ちを大切にしていたか、
私が本当に伝えたい「子どものための授業」の意味が伝わっていたか、
今日の出来事ですごく考えさせられた。

子ども達が楽しく学べる場を作るためには、
まず先生が楽しく授業できなければならない。
その第一歩となるはずのこの研修で、先生に学ぶ楽しさを味わってもらいたい。
回を重ねて、なれてしまった自分の心の緩みにカツを入れなおし、今週末の研修も、みんなで「算数って面白い~っ!」と言いながら終わりたい。
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by chiyoism10 | 2008-08-05 06:43

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JICA青年海外協力隊平成19年度1次隊でニカラグアに派遣・活動中です。隊員活動や任地の様子についてつづっています。
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