NICARAGUA通信


笑顔がキラキラしている理由って?

何の列でしょう?
a0104357_432235.jpg

配給の列です。
みなさん、配給と聞いてピンときますか?

NICARAGUAでは公立の学校に教育省が食糧の配給を行います。
実際配られるのは「米」「とうもろこし」「豆」「シリアル」です。
各教室に配られ、子ども達が順番に家に持ち帰り、
次の日に調理して持ってきて給食代わりに食べるのです。
公立の学校の子ども達はさまざまな問題を抱えていて、
十分に食べていない子もいます。
家に配給を持ち帰ったまま持ってこず、家族で食べてしまうこともあります。
そんなとき先生はあまりしかりません。
きっといろいろな事情を知っているのでしょう。
食べられないほかの子ども達は多少苦情も言いますが、
「そういうこともあるよね」という感じでその日は食べずに終わります。
a0104357_441294.jpg
この配給制度、予算の不安定なNICARAGUA政府のことですから
いつもあるとは限りません。
一度に大量に届いたり、何ヶ月も届かないこともあります。
ですから学校側も届いた食料を様子を見ながら調整して配ります。

修了式も終わったこの日、来ているのは留年しそうな子ども達。
中には家庭のサポートがない、
または子どもをサポートする余裕のない家庭の子ども達がたくさんいます。
そんな子ども達に今年度配りきらなかった食料が配られました。
この食料は家に持ち帰って自分達が食べるためのもの。

子ども達の笑顔はいつもキラキラしているように感じるけれど、
実際にはたくさんの問題を抱えています。
お金がない。
親がいない。
自分も働かなくてはならない。
学習用具をそろえられない。
『子どもの仕事はよく寝ることと勉強すること』
なんて、日本だから言えることです。
それでもNICARAGUAの子ども達がキラキラと笑っているように見えるのは
どうしてなのでしょう。
物にあふれている日本の子ども達の笑顔もキラキラしているのでしょうか。

『人に生きる力を与えるもの』
それはきっと物ではないはずです。
[PR]
by chiyoism10 | 2008-11-29 04:48

<< 旅立ちの日      Cumplir >>

JICA青年海外協力隊平成19年度1次隊でニカラグアに派遣・活動中です。隊員活動や任地の様子についてつづっています。
by chiyoism10
以前の記事
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
Skypeボタン
フォロー中のブログ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧