NICARAGUA通信


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笑顔がキラキラしている理由って?

何の列でしょう?
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配給の列です。
みなさん、配給と聞いてピンときますか?

NICARAGUAでは公立の学校に教育省が食糧の配給を行います。
実際配られるのは「米」「とうもろこし」「豆」「シリアル」です。
各教室に配られ、子ども達が順番に家に持ち帰り、
次の日に調理して持ってきて給食代わりに食べるのです。
公立の学校の子ども達はさまざまな問題を抱えていて、
十分に食べていない子もいます。
家に配給を持ち帰ったまま持ってこず、家族で食べてしまうこともあります。
そんなとき先生はあまりしかりません。
きっといろいろな事情を知っているのでしょう。
食べられないほかの子ども達は多少苦情も言いますが、
「そういうこともあるよね」という感じでその日は食べずに終わります。
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この配給制度、予算の不安定なNICARAGUA政府のことですから
いつもあるとは限りません。
一度に大量に届いたり、何ヶ月も届かないこともあります。
ですから学校側も届いた食料を様子を見ながら調整して配ります。

修了式も終わったこの日、来ているのは留年しそうな子ども達。
中には家庭のサポートがない、
または子どもをサポートする余裕のない家庭の子ども達がたくさんいます。
そんな子ども達に今年度配りきらなかった食料が配られました。
この食料は家に持ち帰って自分達が食べるためのもの。

子ども達の笑顔はいつもキラキラしているように感じるけれど、
実際にはたくさんの問題を抱えています。
お金がない。
親がいない。
自分も働かなくてはならない。
学習用具をそろえられない。
『子どもの仕事はよく寝ることと勉強すること』
なんて、日本だから言えることです。
それでもNICARAGUAの子ども達がキラキラと笑っているように見えるのは
どうしてなのでしょう。
物にあふれている日本の子ども達の笑顔もキラキラしているのでしょうか。

『人に生きる力を与えるもの』
それはきっと物ではないはずです。
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by chiyoism10 | 2008-11-29 04:48


Cumplir

ありがとうございます。
おかげさまで無事に誕生日を迎えました038.gif
わ~~~い024.gif067.gif024.gif

たくさんの人たちが祝ってくれました。

まずは学校で。
なんと全校児童参加の誕生日会をしてくださいました005.gif。(日本ではありえないね)
期末テスト中なのに…。
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歌あり、ダンスあり、紙ふぶきありの心のこもったすばらしい会でした。
子ども達が帰ったあとには先生達と誕生日会。
先生の手作り料理と飾りつけ、それにプレゼント。
去年より『みんな大好き053.gifありがとう053.gif』の気持ちが強かったし、
去年より『CHIYO大好き053.gifおめでとう053.gif』の気持ちが伝わってきた。
この学校で、ここの子ども達と先生達に出会えた幸せを改めて感じます。


a0104357_41563.jpgそして家に帰ってくると、
ステイ先の家族とNICAのお友達が昼食パーティの準備をしてくれていました024.gif
私の好きなものをみんなで作って、
ケーキやデザートも準備して、
みんなでハッピィバースディの歌を歌ってくれました。
「いってらっしゃい」「おかえり」「今日どうだった?」と声を掛け合える家族。
自分がこんなに居心地のいい場所で生活できることに改めて感謝。






そしてNICAのお友達の家にお呼ばれ。
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家族ぐるみのお付き合いの彼らはいつも私を大歓迎でむかえてくれ、
いつも私のことを心配してくれるあたたかい人たち010.gif
彼らと一緒に家の前にいすを出して、おしゃべりしながら過ごす夕方は私の大切な時間です。


a0104357_4245821.jpg夜はLeónの仲間がお祝いしてくれました。
1年半一緒に過ごしてきた“すー”と半年すごしてきた“チエちゃん”。
みんなでよく行くお店で、店員さんも協力してくれて、
手作りティラミスケーキでロウソク消し067.gif
写真では見えにくいけど、二つのティラミスにはそれぞれ「ち」「よ」と書いてあるのです。
かわい~~~016.gif

それに手作りTシャツまで!
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任地に日本人の仲間がいるというのは本当に心強い。
そして、それがすーとチエちゃんでよかった。

日本にいる家族や友達からも世界中にいる大切な人達からも
おめでとうの電話やメールが届きました。
新しい1年をこうして自分の大切な人に囲まれながら過ごせるって
本当に幸せなことです。
こんなふうに幸せを感じられるのも、私を産んでくれた両親のおかげです。
本当にありがとう。
CHIYOは幸せです。

スペイン語で「誕生日を迎える」という単語Cumplir(クンプリール)には、『(何かを)成し遂げる』『(任務を)遂行する』という意味もあります。

ちゃんと自分のやるべきことをやってるいるのだろうか。
自分にできることに取り組んでるいるだろうか。
自分の足跡が残っているのだろうか。

自分の納得できる時間を重ねていけるよう、
前を向いて進んでいきたいと思います。
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by chiyoism10 | 2008-11-29 04:22


León 鹿の島

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もうすっかり通いなれたLeónの海に、穴場スポットが!!
その名もJoan Venado島
そこは、かつては浜辺だった場所が海流により分離されたように、ビーチに沿った細長い島。
仲間と一緒にモーターボートをチャーターし、マングローブ散策に。
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乾季の始まりの時期だったため、マングローブの根もよく見えた。
サギやワニも見えた。
LeónはNICARAGUA内では都会であるため『自然がいっぱい』とはいえないと思っていたけど、こんな任地のすぐそばに自然豊かなゆったりとした場所があったなんて。
それを感じられただけでも、来た甲斐があるな。

そして目の前には海があるのに、
泳がないわけにはいくまい。
…走らないわけなにはいくまい(?)。
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遠浅のビーチで、引き潮の時には水がたまって温泉のようになる場所も。
木陰で海を見つめながら飲むRON(いわゆるラム酒)も最高。
すっかりリラックスムードでいったん宿に戻り、再度夕食に出かけた。
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夕方になっても、地元の子ども達は海に入る。
家から出てきて服のままさらりと海に入ったり、
ビーチでサッカーをして汗をかいたら水浴びをしたり、
お風呂代わりに入ったり、
海は人々の生活の一部だ。
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そして、そんな彼らの横で私たちは晩御飯をおいしくいただいたのです。
NICAのご飯は本当においしい。
メタボ一直線だけどね。

そして日も落ち、暗くなった頃今回の島巡りツアーのもうひとつのイベント
カメを見よう会開始!!
なんどでも見たいカメの産卵。
こんな近くで見られるならシメたもの!
再びボートに乗って、昼間行った場所へ移動・・・しかけたら、
ボートのにいちゃんがもう帰ってしまっていた026.gif
どうするんだ!?あきらめるのか。
いやいや、こんなチャンスを逃す手はない。行こうではないか。
ということで、とりあえず手漕ぎのボートで島に渡り、そこから歩くことに。
そこで大ハプニ~~ング★
船頭さんも入れた5人の重みに絶えかね、いやバランスを取りそこね、船が転覆!!
a0104357_3193317.jpg早めに危機を察知したCHIYOはなんとか半身濡れに抑えたものの、カメへのテンションが一気に下がるのは抑えられない。私達の惨事を目の当たりにしたほかのメンバーは、おそらくNICA生活で一番の緊張感を持って静かにボートの上でバランスを取るのに集中する。しかし私達濡れ組の願いもむなしく、…いえ祈りが通じ、その後は沈没することもなく無事に渡航成功038.gif

さあ、あとはカメに向かって歩くのみ!
・・・1時間経過。
・・・まだたどり着く気配なし。
・・・え~~っと、本当にカメは来るのですか?
私達の疑惑に感づいたNICA人ガイドからステキな提案。
『ここで焚き火をしながら待つわがままグループと、
 カメ探し続行がんばり屋グループに分かれましょう』

CHIYOはもちろんわがままグループ。
カメはとりあえず、一回見たからよいことにしよう。
焚き火でぬれた服と心をあたためよう。
と、自分に言い聞かせる。
そしてこの焚き火がまたすばらしかった。
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結局カメは見られなかったけど、
Leónの知らなかった一面と初めてのマングローブも体験できた。
みんなでRONを飲みながら、同期だけでなく違う隊次の仲間ともゆったり話せた。
こういう時間って、やっぱりいいな。
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by chiyoism10 | 2008-11-29 03:41


『血が騒ぐ』!?

11月9日に、ニカラグア全土で一斉に各市の市長選挙が行われた。

選挙日前には、各政党が色々な広報活動を行うのは日本も同じ。
3日前には選挙活動も禁止され、一見静かな日々が続いていたのだけれど・・・。
選挙日から街全体が、いやニカラグア全体が騒がしくなり始めた。

ニカラグアで現在政権の握っている政党とそれに対立するいわゆる自由党との対立が激しく、投票日にも対立政党に票が入っている投票用紙が捨てられているのが見つかったり、投票会場に入らせなかったりとトラブル続出。
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人々の熱狂振りも日本で平和な選挙しか経験したことの無い私には理解するのが難しい。

開票から結果まではしばらく時間がかかるため、その間にお互いの政党が先走って勝利を祝う大行進。過剰な報道やトラブルを求める人々たちもいて、今ニカラグアは常にどこかで政党同士の衝突が行われている。
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レオンでも「不正が行われたのだから、選挙をやり直せ」というデモ行進も行われたり、中心地でタイヤが燃やされたりと過激な行動に出始めた。
私を含め一般市民に危険は無いけれど、やはり物騒な感じは否めない。

私は「早く安心して過ごせる日々が戻ってきてほしい」と願うだけ。
でもニカラグアの人々にとっては自分たちの生活がかかった大切な問題。
暑い国だけに、人々の血も熱い。
この騒ぎが収まるのにはまだしばらく時間がかかりそう。
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by chiyoism10 | 2008-11-19 06:36


彼と私の関係

彼の名前はAlejandro(アレハンドロ)。
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私のことが大好き053.gif016.gif053.gif
私も彼のことが大好き053.gif016.gif053.gif
私を見ると、遠くからでも「CHIYO~~!!」と叫びながら駆け寄ってきて、
私も両手を広げて迎えるわけです。
まるで数年ぶりにあった恋人同士のように毎日挨拶を交わす私達です。

彼にはお父さんがおらず、
お母さんも働いていて一緒にいる時間がほとんどない。
私と一緒にいるときには、常にぴったりくっついてくる彼。
そんな彼がかわいくて仕方がないのだけれど、
帰国日が近づいてくるにつれて、切ない気持ちになってしまう。

活動のほうは自分が帰国した後のことを考えて計画的に行うことは可能だけれど、
人との付き合いはそう簡単には割り切れない。
それは彼だけではなく、私の周りにいるすべての人に言えること。
自分がここでたくさんの人たちに支えてもらっている分、
そこから離れるのは想像しただけでとてもつらい。

今がよければ・・・なんて簡単には言えないから、
一緒にいる時間が本当に貴重に感じるんだよね。
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by chiyoism10 | 2008-11-08 05:38


継続は力なり・・・

何が続くって、ヨガのことです。
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NICARAGUAに着いた当初、先輩隊員に本を借りて始めたヨガ。
・・・と、こんな風に書き出すとこの1年半ずっと続けたきたみたいね。
すみません。
違います。
半年ほど続けたころに夏本番がやってきて、
とても運動なんてするような状態ではなくなったため一時中止。
呼吸をしているだけで汗だくになるのに、
積極的に体を動かすことなんてできなかったよぅ。
それが、2ヶ月ほど前に再び開始。
今度はLeón隊員のチエちゃんと例のCristhiamと一緒に。
私は3月帰国で、次の夏(注:本番のほうね)を迎えることはないので
帰国まで続けていくつもり。
実際初めの頃よりも、体もずいぶんと柔らかくなったし、
ついでにしている逆立ちもより長い時間立っていられるようになった。
私のせめてもの体力づくりだ。
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by chiyoism10 | 2008-11-04 06:52


在外日本人を刺激するもの

(問い)日本人からすると、「あぁ~~~」っていう情報とは・・・。

(答え)日本の映画上映情報!
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なんと、在ニカラグア日本大使館と国際交流基金とのコラボレーション企画Leónで「もののけ姫」が上映されたのです。

NICARAGUAの映画事情はこんな感じです。
・映画館は大きめの都市なら1つはある。
・上映作品はハリウッドものもあれば、出自の知れないものも。
・多くは1時間半作品。
・値段は200円程度。
・映画館の目の前で海賊版が堂々と販売されている(100円程度)。
・ケーブルテレビが普及しており、最新映画もすぐに放送される。
このような理由で、映画館に行く人はそんなに多くはない。
まして、NICARAGUA人はホラー映画好き。
日本人そろって「お客は集まるのか!?」と心配しながら待ち構える。
私も配属校の子ども達をたくさん連れて見に行くことに。

結果。
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半分近くは私の学校の関係者だったような・・・。
でも、おどろくことに日本アニメファンもいて、若干コスプレ状態!!
まさかこんなところでアキバ系にお目にかかれるとは。
恐るべき日本文化。

2時間以上の大作にお子達は少々疲れていたが、
そのメッセージやアニメの技術には感銘を受けていた様子。
私も映画館で見る日本の映画に感銘を受けた。
でもできれば最新作の「ポニョ」が見たかった。

面白いって、本当ですか?
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by chiyoism10 | 2008-11-04 06:01


人生の岐路と選択肢

ホームスティ先に一緒に住んでいるCristhiamの卒業式に「お呼ばれ」。
左からCristhiamのMama、Cristhiam、Cristhiamのおばさん夫婦(私の大家さん)

私もNICA生活最高レベルのおしゃれをして行ってにもかかわらず、カメラ係に専念。
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Cristhiamは22歳の歯学部生。

10月29日(水)、
5年間の学業を修め、この日立派に大学を卒業。
今は今後の進路に迷い中。
もう少し学問を修めるか、スペインへ留学するか、働くか、まだ決まっていない。
日本だったら、多くの人が卒業と同時に進路を決定してる。
実現できず宙ぶらりん状態のこともあるけれど、
少なくとも「何をしたいか」を心に抱いて不安ながらも社会に出て行くんじゃないかな。
Nicaraguaでは、その宙ぶらりん状態のままの人が多い気がする。

少し前にこう言っているのを聞いたことがある。
NICARAGUAで学問を修めても、ほかの国のレベルと比べるととても低い。
それは医学や法律においても同じ。
この国で学位をとっても通用しない。

実際にこの国で学問を修めながら、世界に触れるとそのように感じるのだろうと思う。
だからこそCristhiamも働くべきか、さらに勉強するべきか悩んでいる。
でも実際に大学で学べる機会を得ることができたのは、
生活がある程度保障されている家庭に生まれたからこそ。
多くの人は大学どころか中学部を卒業することもできない。
かと言って、みんなが苦しい顔をして生活をしているわけではない。
自分の家族に精一杯の愛情を注いで、
「私は幸せよっ」て、ニコニコしながら生きている人はいっぱいいる。

ずっと昔に読んだ本。
人が生きる理由は、その生を終えるときに
「あぁ、しあわせな人生だった」と思えるようにするためだ


幸せを比べることはできないし、その必要もない。
だからこそ全部が自分次第。
輝く笑顔で「私は幸せよっ」て言うおばちゃんは、最高に美人だもの。
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by chiyoism10 | 2008-11-04 05:42

    

JICA青年海外協力隊平成19年度1次隊でニカラグアに派遣・活動中です。隊員活動や任地の様子についてつづっています。
by chiyoism10
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