ニカラグアにもある年齢に達したときを節目として、その成長を祝う習慣があります。
その名も
15 Anos
日本風にいえば『成人式』です。違うのはその年齢が15歳であるということ。
宗教によって祝い方は違いますが、教会できちんとミサをしてもらい、その後内輪でお祝いをするというのが通例のようです。
先日、ある女の子のお祝いに誘われ、
見学してきました。
それはそれは、ちょっと普通では考えられないくらいの盛大さ。
まず、自分の家から街の中心に向かって友達を引き連れての行進が始まった。みんなきちんと盛装し、ちょっと場違い!?
途中で車に乗り換え、Catedral(大聖堂)へ。
※注 これは結婚式ではありません。この二人は親子です。
その後、郊外のレストランに移動し、貸切でお祝い。
長い時間待たされたものの、友人達によるワルツも披露され、みんなうっとり。
私達はここで辞去したのだが、
通常のお祝いでは、ここまで盛大に行われることはないらしい。
大聖堂を借りるだけでも相当なお金が必要だろう。
娘の幸せを願い、大切な人生の節目を盛大に祝おうとする親御さんの気持ちはよくわかるが、こういう派手なイベントに関心のない私は、ただ「ここでお金をかけるより、将来のために使ったほうがいいのでは」などと、余計なことを考えてしまう。
普段のニカラグアの生活からは完全に浮いたこの豪華さ。
とてもよい勉強になりました。