ホームスティ先に一緒に住んでいるCristhiamの卒業式に「お呼ばれ」。
左からCristhiamのMama、Cristhiam、Cristhiamのおばさん夫婦(私の大家さん)
私もNICA生活最高レベルのおしゃれをして行ってにもかかわらず、カメラ係に専念。
Cristhiamは22歳の歯学部生。
10月29日(水)、
5年間の学業を修め、この日立派に大学を卒業。
今は今後の進路に迷い中。
もう少し学問を修めるか、スペインへ留学するか、働くか、まだ決まっていない。
日本だったら、多くの人が卒業と同時に進路を決定してる。
実現できず宙ぶらりん状態のこともあるけれど、
少なくとも「何をしたいか」を心に抱いて不安ながらも社会に出て行くんじゃないかな。
Nicaraguaでは、その宙ぶらりん状態のままの人が多い気がする。
少し前にこう言っているのを聞いたことがある。
NICARAGUAで学問を修めても、ほかの国のレベルと比べるととても低い。
それは医学や法律においても同じ。
この国で学位をとっても通用しない。
実際にこの国で学問を修めながら、世界に触れるとそのように感じるのだろうと思う。
だからこそCristhiamも働くべきか、さらに勉強するべきか悩んでいる。
でも実際に大学で学べる機会を得ることができたのは、
生活がある程度保障されている家庭に生まれたからこそ。
多くの人は大学どころか中学部を卒業することもできない。
かと言って、みんなが苦しい顔をして生活をしているわけではない。
自分の家族に精一杯の愛情を注いで、
「私は幸せよっ」て、ニコニコしながら生きている人はいっぱいいる。
ずっと昔に読んだ本。
人が生きる理由は、その生を終えるときに
「あぁ、しあわせな人生だった」と思えるようにするためだ
幸せを比べることはできないし、その必要もない。
だからこそ全部が自分次第。
輝く笑顔で「私は幸せよっ」て言うおばちゃんは、最高に美人だもの。